四則演算の他、専用の関数を利用した計算式を登録します。出力先は数値項目だけでなくそのほかの項目も選択可能です。
■計算式の設定
この操作はサイトの管理権限が必要です。
- 対象のテーブルを開きます。
- 「管理」メニューから「テーブルの管理」をクリックします。
- 「計算式」タブを開きます。
- 「新規作成」ボタンをクリックします。
- 下表の項目を入力/設定します。
- 「追加」ボタンをクリックします。
- 画面下部の「更新」ボタンをクリックします。
<設定項目>
項目名 | 説明 |
---|---|
計算方法 |
「拡張」を選択 |
対象 |
出力先の項目を選択 |
計算式 |
計算式を設定 |
表示名を使用しない |
表示名を使用しない場合はチェック |
エラーを表示する |
システムログにエラー内容を記録する場合はチェック |
表示名を使用しない
「表示名を使用しない」をチェックONにすると計算式にカラム名を角角括弧([])で囲んだ記述をしても表示名に変換されずに登録できます。
設定 | エディタ画面 |
---|---|
チェックなし ※デフォルト |
追加前 追加後 カラム名を角角括弧([])で囲んだ記述を行った場合、追加時点で表示名に自動的に変換します。 |
チェックあり |
追加前 追加後 カラム名を角角括弧([])で囲んだ記述をしても表示名に変換されずに登録できます。 |
エラーを表示する
計算式でエラーが発生した場合はシステムログにエラー内容が記録されます。
例)
計算式を以下のように設定し、数値A:-10、数値B:12、数値C:11と入力後、作成ボタンをクリック
設定 | エディタ画面 |
---|---|
チェックなし ※デフォルト |
|
チェックあり |
画面上に「アプリケーションエラー」のメッセージが画面下部に表示します。 |
計算式のログ出力
「ログを出力する」にチェックを入れると、レコードの作成や更新後に、ブラウザの開発者ツールのコンソールにログが出力されるようになります。
<出力イメージ>
ログで出力される内容
・formulaSet:計算式の設定
・formulaSource:計算のもととなる項目の値
・formulaResult:計算結果
「formulaSet」で出力される内容
・Target:対象項目
・FormulaScript:計算式
・FormulaMapping:項目
・Id:計算式ID
動作イメージ:
「$DATEDIF関数」を使用し、「生年月日」「年齢算出基準日」から「満年齢」を計算する
「生年月日」「年齢算出基準日」という日付項目、「満年齢」という数値項目を追加します。
「対象」は「満年齢」を選択し、「計算式」は「$DATEDIF(生年月日, 年齢算出基準日,'Y')」と入力します。
実際にエディタ画面で「生年月日」「年齢算出基準日」を入力して計算してみます。
「作成」または「更新」ボタンを押したタイミングで自動的に計算し、保存されます。
※すでに保存済みのレコードに対しての計算や、計算式の変更を行った場合は「同期」ボタンを押して再計算を行います。