「リンク」が設定された「子テーブル」の「レコード」の件数や「数値項目」の合計、平均、最大、最小を「親テーブル」の「リンク」した「レコード」の「数値項目」に格納します。
「サマリ」はリンク先の子レコードが追加、更新、削除された際に動作します。
■サマリの設定
この操作はサイトの管理権限が必要です。
サマリを利用するためには、事前準備として「子テーブル」に「リンク」の設定を行ってください。
- リンクが設定された子テーブルを開きます。
- 「管理」メニューから「テーブルの管理」をクリックします。
- 「サマリ」タブを開きます。
- 「新規作成」ボタンをクリックします。
- 下表の項目を入力/設定します。
- 「追加」ボタンをクリックします。
- 画面下部の「更新」ボタンをクリックします。
<設定項目>
項目名 | 説明 | |
---|---|---|
左側の設定項目 | サイト | サマリの結果を保存する「親テーブル」を設定 |
項目 | サマリの結果を保存する「親テーブル」の「項目」を設定 | |
条件 | 「親テーブル」に「ビュー」が設定されている場合に「ビュー」を指定可能 ※ビューに指定したフィルタに合致しない親レコードにはサマリが行われません。 |
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条件が満たされていない場合ゼロにする | 「ビュー」の条件に合致しない場合にゼロを格納する場合にはチェック ※チェックがオフの場合には数値が変更されません ※「条件」を選択した場合のみ設定可能 |
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右側の設定項目 | リンク項目 | 「親テーブル」と関連付けを行っている「項目」を設定 |
サマリ種別 | 件数、合計、平均、最大、最小のいずれかを設定 | |
サマリ項目 | 集計する数値が格納されている「数値項目」を設定 ※「サマリ種別」に「件数」を設定した場合には、この項目は表示されません |
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条件 | 「子テーブル」に「ビュー」が設定されている場合に「ビュー」を指定可能 ※ビューに指定したフィルタに合致しない子レコードはサマリの集計対象になりません。 |
■制限事項
リンク項目を複数選択にしている場合には正しく集計できません。
サマリの設定を行う前に子レコードが存在している場合、同期機能を使用して集計結果を反映する必要があります。
サマリは「子テーブル」から「親テーブル」へ1階層のみ機能します。「親テーブル」にその上位の「親テーブル」へのサマリが設定されていても、多段階のサマリは行われません。
設定例:
備品の在庫を管理する
在庫数管理、入出荷管理という記録テーブルをそれぞれ作成します。
在庫数管理テーブル
入出荷管理テーブル
在庫数管理テーブルを親テーブル、入出荷管理テーブルを子テーブルとなるようリンクさせます。
在庫数管理テーブルが備品のマスタとなりますので、商品名を登録します。
入荷数、出荷数、在庫数は自動で計算されるので0のままにしてください。
在庫数管理テーブル在庫数を自動で計算するために、在庫数管理テーブルで計算式を設定します。
入荷数と出荷数を自動計算させるために、入出庫管理テーブルで以下のとおりサマリを設定します。
入荷数
出荷数
入出庫管理テーブルでレコードを新規作成します。
在庫数管理テーブルとリンクした商品名には在庫数管理テーブルに登録した商品名が表示されます。
入荷数を入力し登録します。
入出荷管理テーブルで登録した内容が在庫数管理テーブルに自動的に反映されます。
※サマリ設定登録以前に登録されたデータは集計の対象とはなりませんので、設定後に「同期」ボタンをクリックしてください。同期する場合は、一覧から対象となるサマリの行の左にあるチェックを付けて「同期」ボタンをクリックしてください。