テーブルの「レコード」にアクセス権を設定することができます。
「サイトのアクセス制御」でアクセス権を割り当てられていないユーザにも特定のレコードに対してのみアクセス権を付与することができます。
「サイトのアクセス制御」と「レコードのアクセス制御」を同時に設定した場合には、両方の「アクセス権」が有効になります。例えば「サイトのアクセス制御」で「読み取り権限」を付与し「レコードのアクセス制御」で「更新権限」を付与した場合には、「読み取り権限」と「更新権限」の両方が有効になります。
ここでは、レコードの新規作成後に、レコード単位でアクセス制御を設定する手順をご案内します。
レコードの作成・更新時に自動的に「レコードのアクセス制御」を設定することも可能です。
設定方法は「テーブルの管理:レコードのアクセス制御」を参照してください。
■制限事項
「レコードのアクセス制御」ではレコード1件1件に権限の設定を行う必要があります。
「作成権限」にチェックできますが、作成権限は付与されません。「サイトのアクセス制御」で設定してください。
「エクスポート権限」にチェックできますが、エクスポート権限は付与されません。「サイトのアクセス制御」で設定してください。
「インポート権限」にチェックできますが、インポート権限は付与されません。「サイトのアクセス制御」で設定してください。
「サイトの管理権限」にチェックできますが、サイトの管理権限は付与されません。「サイトのアクセス制御」で設定してください。
■レコードのアクセス制御の設定
この操作は「レコード」の「読み取り権限」「更新権限」「権限の管理権限」が必要です。
- 対象のレコードを開きます。
- エディタ画面が表示されるので「レコードのアクセス制御」タブをクリックします。
- 選択肢一覧から対象となる「組織」「グループ」「ユーザ」を選択し「権限追加」ボタンをクリックします。
対象については下表を参照ください。
- 「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 必要な権限にチェックして「変更」ボタンをクリックします。
権限については下表を参照ください。
- 「権限設定」の一覧に不要な設定がある場合にはクリックして「権限削除」ボタンをクリックます。
- 画面下部の「更新」ボタンをクリックします。
- 「"xxxx"を更新しました。」と表示されれば完了です。xxxxにはレコードのタイトルが表示されます。
アクセス権を付与する単位
アクセス権を付与する単位は以下のとおりです。
選択肢 | 説明 |
---|---|
組織 | 組織に所属するユーザに対してまとめてアクセス権を付与します |
グループ | グループに所属するユーザに対してまとめてアクセス権を付与します |
ユーザ | 選択したユーザにアクセス権を付与します |
アクセス権の種類
アクセス権の種類は以下のとおりです。組織やグループ、ユーザ単位に以下の権限を付与します。
種類 | 説明 |
---|---|
読取り | テーブルのレコードの表示 |
作成 | - |
更新 | テーブルのレコードの更新 |
削除 | テーブルのレコードの削除 |
メール送信 | テーブルのレコードからメールを送信 |
エクスポート | - |
インポート | - |
サイトの管理 | - |
権限の管理 | - |
また、上記のアクセス権を組合せた標準パターンは以下のとおりです。 標準パターン以外を設定する場合は、特殊と表記されます。
パターン | 読取り | 作成 | 更新 | 削除 | メール送信 | エクスポート | インポート | サイトの 管理 |
権限の 管理 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
読取 専用 |
〇 | - | - | - | - | - | - | - | |
書き 込み |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - | - | - | - |
リーダー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
管理者 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |