ShelterからLINEに通知をするための設定を行います。
■LINE 通知用のチャネル(BOTアカウント)の作成
- 以下のリンクを参考に通知に使用するLINE Messaging APIのチャネル(BOTアカウント)を作成します。
https://developers.line.me/ja/docs/messaging-api/getting-started/
本通知機能ではプッシュメッセージを使用するため、プッシュメッセージ利用可能なプラン
「Developer Traial」(無料)または「プロ(API)」(有償)を選択する必要があります。
チャネル作成時には「Developer Traial」および「フリー」のみ選択可能です。
「プロ(AIP)」プランを利用する場合は、一旦「フリー」プランで登録後アップグレードする必要があります。 - LINE Developers コンソールで、作成したチャネルの基本設定画面を開きます。
https://developers.line.me/console/ - 以下の内容を確認・設定します。
項目 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
アプリ名 | - | チャネル作成時に設定したアプリ名 |
アプリ説明 | - | チャネル作成時に設定したアプリの説明 |
Channel ID | - | このチャネルに割り当てられるID |
Channel Secret | - | チャネル毎に固有な秘密鍵 |
アプリタイプ | - | 規定値"BOT" |
プラン | - | チャネル作成時に選択したプラン名 |
利用可能な機能 | - | 選択したプラン名に応じた値が表示されます。LINE通知機能ではプッシュメッセージを使用するため、「PUSH_MESSAGE」が表示されていることを確認します |
メールアドレス | - | LINEからのお知らせメール等の送信先メールアドレス。チャンネル作成時に入力 |
アクセストークン(ロングターム) | - | LINE Messaging APIを使用するために必要なトークン(Shelter側の設定で必要となります。「再発行」ボタンをクリックして作成しておきます) |
Webhook送信 | 利用しない | 通知機能の利用のみの場合、Webhook送信は必要ありません |
Webhook URL | - | |
Botのグループトーク参加 | 利用する | LINEグループへ通知する場合は「利用する」に設定します |
自動応答メッセージ | 利用する | 送信先ユーザーの指定に必要な「ユーザーID、グループID」を通知する際に使用します |
友達追加時あいさつ | 利用する | 送信先ユーザーの指定に必要な「ユーザーID、グループID」を通知する際に使用します |
QRコード | このチャネル(BOTアカウント)を友達登録する際に使用します |
■ユーザーID、グループIDを取得するための設定
LINE通知機能を利用するには、通知を受けるユーザーのユーザーID(作成したBOTアカウント内で有効なID)が必要になります。
ユーザーIDを取得するための設定を以下の手順で行います。
Botアカウントに、ユーザーID確認用のLIFFアプリを登録する
LIFFアプリについては以下のリンクをご参照ください。
https://developers.line.me/ja/docs/liff/overview/
- 以下のリンクにアクセスします。
https://pierre3.github.io/add-liff-web/ - チャネル基本設定で確認した「アクセストークン(ロングターム)」を「Channel Access Token」欄に入力し、右側の「Verify」ボタンをクリックします。(問題が無ければ、「Verify」ボタンの左側にチェックマークが表示されます。)
- 「Hosted LIFF Pages」内、「My LINE Profile」のリンクの右側の「Set to "Add LIFF"」ボタンをクリックします。
(「Add LIFF」内の「URL」欄にURLが貼り付けられます。) - 「Add LIFF」内の「Add」ボタンをクリックします。
(「LIFF List」内に、作成したLIFFアプリの概要が追加されます。) - 「LIFF List」に追加されたLIFFアプリの「Copy LIFF URL」をクリックします。
(LIFFアプリのURLがクリップボードにコピーされます。)
BotアカウントからLIFFアプリのURLを通知するための設定を行う
- LINE Developersコンソールのチャネルの基本設定画面に戻り、「自動応答メッセージ」欄の「設定はこちら」のリンクをクリックします。
- 自動応答メッセージの設定画面で、次の通りに設定を行います。
・メッセージ一覧で「メッセージタイトル」"basic"をクリックしてメッセージ編集画面を開きます。
・クリップボードにコピーしたLIFFアプリのURLを「メッセージ欄」に貼り付け、自動応答メッセージを作成します。 - 自動応答メッセージの設定画面の左側のメニューで「友達追加時あいさつ」をクリックします。
- 友達追加時あいさつ設定画面の「テキスト」欄にも同様のメッセージを入力し、保存します。
■前提条件
まず、LINE通知機能の設定前に以下の内容を準備しておきます。
- Botアカウントを友達登録するためのQRコード
LINE Developersコンソールのチャネル基本設定画面に表示されているQRコードを使用します。
(QRコードの画像をPCに保存(ブラウザでQRコードを右クリック⇒保存)し、メールに添付する等の方法で通知を受け取るユーザーに配布しておきます。) - Botアカウントのアクセストークン
LINE Developersコンソールのチャネル基本設定画面の「アクセストークン(ロングターム)」を控えておきます。 - 通知先のユーザーのユーザーID、または通知先グループのグループID
Botアカウントを友達登録したユーザーから「ユーザーID」もしくは「グループID」を取得しておきます。
※ これらを確認する手順は、後述する「通知を受け取るユーザーが行う手順」に記載しています。
■Shelterの設定
個々のユーザーに対して通知を行う場合
- 通知を設定するテーブルを選択し、「テーブルの管理」-「通知」タブを開いてください。「新規作成」ボタンをクリックしてください。
- 「通知種別」で"LINE"を選択します。
- 「アドレス」欄に確認したユーザーIDを入力します。ユーザーIDはカンマ区切りで複数設定可能です。
- 「トークン」欄に、Botアカウントのアクセストークンを入力します。
- 「追加」ボタンをクリックしてください。
- 「更新」ボタンをクリックしてください。以上で本手順は完了です。
LINEグループに対して通知を行う場合
- 通知を設定するテーブルを選択し、「テーブルの管理」-「通知」タブを開いてください。「新規作成」ボタンをクリックしてください。
- 「通知種別」で"LINEグループ"を選択します。
- 「アドレス」欄に確認したグループIDを入力します。グループIDは1つのみ設定可能です。カンマ区切りで複数設定することはできません。
- 「トークン」欄に、Botアカウントのアクセストークンを入力します。
- 「追加」ボタンをクリックしてください。
- 「更新」ボタンをクリックしてください。以上で本手順は完了です。
■通知を受け取るユーザーが行う手順
通知を受け取るユーザーがLINEアプリ上で行う操作について説明します。
- BOTアカウント友達登録用のQRコードをLINEアプリで読み取り、友達登録します。友達登録すると、挨拶メッセージが送られてきます。
- 挨拶メッセージ内のリンクをタップし、表示される画面でユーザーIDを確認します。
(初回表示時のみLINEの「認証」画面が表示されます。注意事項を確認し問題なければ「同意」をタップして先へ進んでください。)
LINEグループで通知を受け取りたい場合
こちらの設定は、LINEグループを作成する代表者のみが実施します。
- LINEアプリでグループを作成します。
- 作成したグループのメンバーに、Shelter通知用のBOTアカウントを追加します。
- 作成したグループのトーク画面で任意のメッセージを入力して送信します。
- BOTアカウントから返信される自動応答メッセージ内のリンクをクリックします。
- 表示される画面でグループIDを確認します。