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テーブルの管理:エディタ:項目の詳細設定:選択肢一覧:ルックアップ

「組織」「グループ」「ユーザ」およびリンクされた項目を選択した際に、選択した内容を転記することができます。
「自動ポストバック」機能と組み合わせることで、マスタ選択後すぐに値を反映することができます。「自動ポストバック」がオフの場合には、更新ボタン押下後に画面に反映します。
※本機能は開発者向け機能です。JSONの記述についてはサポート対象外となります。

■制限事項
「分類項目」のみ使用できます。
「コメント項目」「添付ファイル項目」をFromに指定することはできません。
「読み取り権限」の無い項目をFromに指定した場合、空文字が転記されます。
項目に転記した値が登録されますので、親テーブルで値を変更しても反映されません。
「インポート」で「IDが一致するレコードを更新する」にした場合、項目が変更になった場合のみ動作します。
「組織」「グループ」「ユーザ」およびリンクされた項目が複数選択の場合には動作しません。

■設定方法

設定を行うには「サイトの管理権限」が必要です。
「選択肢一覧」にJSON形式で「リンク」を指定します。記述方法は「テーブルの管理:エディタ:項目の詳細設定:選択肢一覧:フィルタ、ソート、表示フォーマット」と同様です。

 

設定例1
下記の例ではサイトID 6 に「リンク」し、「項目」を選択した際に、サイトID 6 の分類A(ClassA)を分類B(ClassB)に転記、分類B(ClassB)を分類C(ClassC)に転記、状況(Status)を分類D(ClassD)に転記しています。「状況項目」はTypeを 1 に指定し「値」ではなく「表示名」を転記します。
※最下部に設定イメージを掲載しています。

<jsonデータ>
[
    {
        "SiteId": 6,
        "Lookups": [
            {
                "From": "ClassA",
                "To": "ClassB",
                "Type": 0
            },
            {
                "From": "ClassB",
                "To": "ClassC",
                "Type": 0
            },
            {
                "From": "Status",
                "To": "ClassD",
                "Type": 1
            }
        ]
    }
]

 

設定例2
下記の例では「組織」を選択肢に設定し、「組織」を選択した際に、「組織コード」を分類Eに転記します。

<jsonデータ>
[
    {
        "TableName": "Depts",
        "Lookups": [
            {
                "From": "DeptCode",
                "To": "ClassE",
                "Type": 0
            }
        ]
    }
]

 

設定例3
下記の例では「グループ」を選択肢に設定し、「グループ」を選択した際に、「説明」を分類Eに転記します。

<jsonデータ>
[
    {
        "TableName": "Groups",
        "Lookups": [
            {
                "From": "Body",
                "To": "ClassE",
                "Type": 0
            }
        ]
    }
]

 

設定例4
下記の例では「ユーザ」を選択肢に設定し、「ユーザ」を選択した際に、組織名を分類E、説明を説明A、メールアドレスを分類Mに転記します。

<jsonデータ>
[
    {
        "TableName": "Users",
        "Lookups": [
            {
                "From": "Dept",
                "To": "ClassE",
                "Type": 1
            },
            {
                "From": "Body",
                "To": "DescriptionA"
            },
            {
                "From": "MailAddresses",
                "To": "ClassM"
            }
        ]
    }
]

 

設定例5

下記の例では「グループ」を選択肢に設定し、「グループ」を選択した際に、「グループ名称」を分類Eに転記します。このとき分類Eに値が設定されている場合は上書きせず、分類Eに値が設定されていない場合のみ転記します。

<jsonデータ>
[
    {
        "TableName": "Groups",
        "Lookups": [
            {
                "From": "GroupName",
                "To": "ClassE",
                "Type": 0,
                "Overwrite": false
            }
        ]
    }
]

 

設定例6

下記の例では「グループ」を選択肢に設定し、「グループ」を選択した際に、「グループ名称」を分類Aに転記します。このとき分類Aに値が設定されている場合でも「グループ名称」で上書きして転記します。

<jsonデータ>
[
    {
        "TableName": "Groups",
        "Lookups": [
            {
                "From": "GroupName",
                "To": "ClassA",
                "Type": 0,
                "OverwriteForm": true
            }
        ]
    }
]

 

設定内容

選択肢 説明
From 転記元のテーブルの「データベースのカラム名」を指定します。
To 転記先のテーブルの「データベースのカラム名」を指定します。
Type 値を転記する場合には 0 を指定します。表示名を転記する場合には 1 を指定します。Typeは省略可能です。省略した場合の既定値は 0 です。
Overwrite Toで指定した項目に既に値が設定されている場合は上書きせず、値が設定されていない場合のみ転記したい場合は false を指定します。Overwriteは省略可能です。省略した場合の規定値は true です。
OverwriteForm Toで指定した項目に値を必ず転記したい場合はtrueを指定します。OverwriteFormは省略可能です。省略した場合の規定値は false です。なお、ユーザによる手動入力した場合であっても上書き転記します。

 

詳細情報
「状況項目」や「分類項目」で「値」と「表示名」が分かれている項目をFromに指定する場合には、Typeの設定が重要です。Toも同様に「値」と「表示名」が分かれている場合には 0 を指定しますが、表示名を文字列として転記したい場合には 1 を指定します。

 

<例1の設定イメージ>
顧客マスタ、商談テーブルがリンクされており、商談テーブルで「顧客」項目を選択した際に顧客マスタの顧客情報(都道府県、住所、部署・役職、氏名、状況)を転記させる設定です。

商談テーブル
c7hkns9n.bmp

商談テーブルの「顧客」項目の「選択肢一覧」に以下の記述をします。

・顧客マスタ(サイトID6)の都道府県(分類A(ClassA))を商談テーブルの分類B(ClassB)に転記
・住所(分類B(ClassB))を分類C(ClassC)に転記
・部署・役職(分類C(ClassC))を分類D(ClassD)に転記
・氏名(分類D(ClassD))を分類E(ClassE)に転記
・状況(Status)を分類F(ClassF)に転記
・「状況項目」はTypeを 1 に指定し「値」ではなく「表示名」を転記

7oitcokv.bmp

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